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2017年11月29日発行(Vol.17,No.48)


トピックス
トピックス
 この一週間、震度3以上の地震はありませんでした。
また、Pv観測点の異常変動もありませんでした。
過去の経験則では大きな地震の前に静穏な状態が続くことがありました。
警戒を怠らないでください。


地震予測サマリ−
〇警戒レベルアップ地域
南海・東南海地方:要注意→要警戒
〇警戒レベルダウン地域
なし

地震予測サマリー
〇概況
・週間高さ変動で4cm超の異常が見られた点は2点のみ。福島県のS吾妻小富士と小笠原諸島の硫黄島1。
・隆起・沈降は全国的に隆起傾向。
・水平変動は今回、東北地方、北信越、南西諸島が活発。

〇要警戒
(震度5以上の地震が発生する可能性が非常に高い)

南関東周辺
南海・東南海地方
九州南部

〇要注意
(震度5以上の地震が発生する可能性が高い)

北海道道南・えりも・青森県
東北・北関東の太平洋岸、奥羽山脈周辺
北信越地方・岐阜県
九州北部
南西諸島

〇要注視
(震度5以上の地震が発生する可能性がある)

北海道釧路・根室周辺
鳥取県周辺


【目次】
1.お知らせ
2.地震予測
3.地震情報一口メモ
4.皆様の街の電子基準点


1.お知らせ
1.動画配信サービスをリリース!!
 11月15日、動画配信サービスを正式リリースいたしました。 今週分の動画はWebサービス版、アプリ版の「MEGA地震予測」にてご覧いただけます。
以下はサンプル(11月1日分)です。(YouTubeに遷移します)
https://youtu.be/LNflZslTUNY
メルマガ読者の方で今週の動画をご覧になりたい方は以下よりWeb版へのご加入をお願いします。
Web版は別途課金になりますので、二重課金にご注意ください。
よろしくお願いいたします。
http://megajishin.com/
photo1


2.地震予測
北海道・青森県
yosoku1
要注視:北海道釧路・根室周辺
(1月ごろまで注視)

網走地方で小地震が起きています。
釧路・根室地方は、引き続き沈降しています。阿寒2は年初から大きく隆起しています。

要注意:北海道道南・えりも・青森県
(12月ごろまで注意)

えりもは隆起を続けています。
この地域は東南東方向の水平変動が活発です。
前回まで、えりもおよび青森県むつのPv観測点で異常を示していました。 地震の発生の可能性が高いです。

Pv観測点情報(小地震も予測対象)
[北海道釧路]
 ○異常なし→地震なし
[北海道えりも]
 ○11月1日、2日、6日、7日、9日、10日、14日、15日に異常変動 →11/3十勝沖地震(震度4)、引き続き観測
[青森むつ]
 ○10月31日、11月1日、7日、11日に異常変動→11/3十勝沖地震(震度4)、引き続き観測


東北地方・北関東
yosoku2
要注意:東北・北関東の太平洋岸、奥羽山脈周辺
(1月ごろまで注意)

宮城県北部、秋田県内陸南部、宮城県沖、福島県中通り、茨城県北部、福島県沖で小地震が起きています。
福島県のS吾妻小富士で5.6cmの週間高さ変動がありました。
宮城県および岩手県の太平洋岸の隆起はまだ活発です。
上図を見ますと東北地方全域にわたって東または東南東方向の水平変動が活発です。 この地域は地震の常襲地帯です。

Pv観測点情報(小地震も予測対象)
[宮城気仙沼]
 ×異常なし→11/25宮城県沖地震(震度2)
[山形村山]
 ○10月31日に異常変動→11/11宮城県沖地震(震度4)


南関東・北信越地方・中部地方
yosoku3
要警戒:南関東周辺
(12月ごろまで警戒)

東京都多摩東部で小地震が起きています。
小笠原諸島の硫黄島1で4.5cmの週間高さ変動がありました。
駿河湾の西側は沈降が減少しました。
上図を見ますと、伊豆諸島は東方向、小笠原諸島は西向きの水平変動をしています。 茨城県の石下は1点だけ南西方向の水平変動をしています。不安定です。

要注意:北信越地方・岐阜県
(1月ごろまで注意)

能登半島の先端部は引き続き沈降をしています。
上図を見ますと北信越は東方向の水平変動が活発です。 水平変動の境目に当たる長野県南部および岐阜県は要注意です。

Pv観測点情報(小地震も予測対象)
[茨城鉾田]
 故障中(12月下旬に修理完了予定)
[東京世田谷]
 ○11月1日、8日、9日に異常変動→11/16八丈島東方沖地震(震度3)
[神奈川小田原]
 10月31日に異常変動→引き続き観測
[神奈川三浦]
 ○11月7日に異常変動→11/16八丈島東方沖地震(震度3)
[静岡御前崎]
 ○異常なし→地震なし
[長野茅野]
 ○異常なし→地震なし
[石川小松]
 ○異常なし→地震なし


近畿地方・中国地方・四国
yosoku4

yosoku8
要警戒:南海・東南海地方
(2月ごろまで警戒)

四国の室戸岬、足摺岬および紀伊半島の潮岬周辺はわずかな沈降をしています。
上図のように先週公開のF3データによる水平変動を調べますと、 四国南部および紀伊半島南部は北西方向にかなり大きく変動していました。 このため警戒レベルを要注意から要警戒にレベルアップしました。 ただし今回は静穏です。
10月29日に紀伊半島南端の潮岬にあるPv観測点が異常を示しましたので、注意を怠らないようにしてください。

要注視:鳥取県周辺
(12月ごろまで注視)

この地域は地盤が上がったり下がったりの繰り返しをして不安定ですが今回は隆起が広がりました。
中国地方の日本海側は東方向の水平変動が散見されます。

Pv観測点情報(小地震も予測対象)
[三重志摩]
 ○異常なし→地震なし
[和歌山潮岬]
 10月29日に異常変動→引き続き観測
[高知室戸]
 ○異常なし→地震なし
[鳥取]
 ×異常なし→11/2鳥取県中部(震度2)


九州
yosoku6
要注意:九州北部
(12月ごろまで注意)

熊本県天草・芦北地方で小地震が起きています。
昨年の熊本地震の影響と考えられます。
隆起沈降図の中で沈降を示す青色と隆起を示す緑色の境目はひずみが貯まっていますので要注意です。
上図を見ますと長崎県にある石田で東南東方向の水平変動が見られます。 熊本県の芦北は北東方向の水平変動が見られます。 芦北周辺で小地震が起きていますので不安定です。

要警戒:九州南部
(12月ごろまで警戒)

上図を見ますと鹿児島県南部および宮崎県南部は先週に比べてかなり隆起しました。 この周辺は不安定です。 火山の影響の可能性もあります。

Pv観測点情報(小地震も予測対象)
[北九州]
 ○異常なし→地震なし
[宮崎]
 ○異常なし→地震なし


南西諸島
yosoku7
要注意:南西諸島
(11月ごろまで注意)

上図を見ますと、おおむね南東または南方向の水平変動が活発です。
図だけではよくわかりませんが、データによると沖縄本島の北谷(ちゃたん)が沈降していて不安定です。


3.地震情報一口メモ
No.243 門外漢が取り組んだ地震予測
〜測位衛星から地震の前の異常な動きを測量する〜
村井俊治記 No.15
第2章 地震予測ビジネスの苦労
「失敗談(1)」

 今まで地震予測が全てうまく実施できたわけではない。 予測の的中率は定義によって異なるのでJESEAでは捕捉率で考えている。 かなり高い捕捉率であるが捕捉でき予測していても直前に予測を解除してしまった事例があった。 ここでは正直に失敗談を2、3紹介する。
 一番大きな失敗は2016年4月14日、16日に震度7を記録した熊本地震の予測であろう。 ほぼ2年前から九州は沈降を始めたので注意情報をメルマガで出した。 2016年の週刊ポスト新春号のMEGA地震予測特集で「熊本・鹿児島で顕著な沈降」として 熊本を警戒ゾーンに丸印をつけられて出版された。 一方、メルマガの方では、熊本の警戒は2016年1月末までにしていたのだが、 大きな地震が起きなかったので2月末まで警戒を延長した。 3月30日にメルマガを出す時に、内部で議論があり、 いつまでも再延長をするのは良くないというので4月から熊本の警戒を解除してしまった。 1週間後の4月6日のメルマガでは、熊本の警戒ゾーンが消えたことになった。 その8日後の4月14日に前震の震度7の熊本地震が起きたのであった。
 週刊ポストでは「また当たった」と書いてくれたが、メルマガでは大失策であった。 読者の中には、3月まで予測を出していたことを評価してくれた方々もいた。 人の命を救うことを使命として地震予測をしたのだが、死者の出た大地震でこのような失敗は痛恨事となった。


4.皆様の街の電子基準点
kijunten
今週の電子基準点:香川県の香川大川

写真提供者の塚本浩之様からコメントをいただいております。
「地理院地図とGoogleストリートビューを使い近隣の電子基準点を確認することができましたが、ここは公園内の小高い丘の上に設置されており、ストリートビューでは表示できないため現地へ行ってきました。」
この電子基準点は瀬戸内海を見おろせる丘の上に立っていますので地盤は堅固です。周りにある樹木が繁茂することもなさそうですので、とても良い電子基準点です。中央構造線の北側に位置していますので南海地震の地震予測に大切な点と言えます。
電子基準点の写真募集
 電子基準点の写真を撮影し、下記メールアドレスにお送りください。 写真を送信する際には、お名前、ご住所(粗品送付用)の他に、 電子基準点を撮影した場所や探すまでの方法や苦労話などをお書きください。
※学校などの敷地内への無断での立ち入り、撮影などは行わないでください
※車道からの撮影など、危険な行動は避けてください

contact@jesea.co.jp
お送りいただいた写真は、こちらで選ばせていただき、 「MEGA地震予測」にお名前入りで掲載させていただきます。 採用された方には粗品を贈呈いたします。
(送付いただいた写真の使用権はJESEAに帰属いたします)

※使用データと計測期間について
「隆起沈降図(H)」(地震予測エリアマップのベースとして使用)
 計測期間:11月5日〜11月11日 最終解(F3データ)使用
2015年1月を基点とした高さ(正式には楕円体高)の隆起沈降段彩図(色別の等高図)です。
黄緑・黄色・赤・茶色は数値がプラス(隆起)、青色系統の色はマイナス(沈降)を意味します。 濃い色ほど値が大きいです。

「週間高さ変動」
 計測期間:11月5日〜11月11日 最終解(F3データ)使用
1週間の短期的な高さの変動を表します。

「水平ベクトル」
 計測期間:11月5日〜11月11日 最終解(F3データ)使用
水平方向の動きを矢線で表します。 4週前と比べてどの方向に4ミリ以上水平変動したかを矢印の向きと長さ(変動の大きさ)で表しています。 短期的な動きを捉えることができます。

「6か月間の週間高さ変動」
 計測期間:5月14日〜11月11日 最終解(F3データ)使用
過去6か月間で5cm以上を記録した点です。

「Pv観測点(プライベート電子観測点)」
 計測期間:10月28日〜11月24日
実証実験中ですが、ユーザーの方々のご希望もあり、異常が現れれば記載いたします。
地震が発生したかどうかの検証も的中、ほぼ的中、不的中として掲載いたします。
用語の定義は以下の通りです。
○(的中):
1)異常があり、一か月以内に震度3以上の地震が発生
2)一か月異常がなく、地震もない場合
△(ほぼ的中):
1)異常があり、一か月以内に震度2の地震が発生
×(不的中):
1)異常があり、一か月以内に震度2以上の地震の発生がない
2)異常がなく、震度2以上の地震の発生があった場合

・JESEAは、国土交通省国土地理院の電子基準点データを解析に使用しております。 各エリア毎に約2〜3年間にわたる長期の異常変動の傾向を示す「隆起沈降図(H)」をベースに 1週間の短期的な高さの変動を表す「週間高さ変動」と過去6か月間のF3データの「週間高さ変動」で5cm以上を記録した点、 そして水平方向の4週前との変動を矢線で表した「水平ベクトル」を掲載します。


ご購読、ありがとうございます。 ホームページでも詳しい技術的な説明など、情報発信しております。 よろしければ、チェックしてみて下さい。よろしくお願いいたします。
http://www.jesea.co.jp
※「MEGA地震予測」では、国土地理院のGNSS連続観測点データを元に導き出した地盤の変動情報と過去の地震の震源、震度、 マグニチュード、被害の程度などとの相関分析をして、地震の前兆現象として捉え地震予測を提供しています。 だいたい、震度5以上の地震を想定しております。
JESEAの地震予測は震源地やマグニチュードを予測するものではありません。揺れる地域と震度を予測します。
※データは欠測値の有無および上空視野障害や受信ノイズ等による受信障害 の程度により信頼性を評価した上で棄却する場合があります。
※地震は複雑な自然現象です。本情報はあらゆる地震をすべて予測できるものではありません。 また、予測が外れる場合もあります。

※解約について
ご加入いただいている各配信会社にて解約をお願いします。
まぐまぐ
http://help.mag2.com/000007.html
niconico
http://qa.nicovideo.jp/faq/show/755
フーミー
http://foomii.com/files/information/help.html

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