作成日|2015.09.27|改訂日:2017.01.30

風力発電


 風力発電とは風の力(風力)を利用した発電方式である。 風力エネルギーは再生可能エネルギーのひとつとして、自然環境の保全、エネルギーセキュリティの確保可能なエネルギー源として認められ、多くの地に風力発電所や風力発電装置が建設されている。
  風力エネルギーの利用として、発電には発電風車(風力タービン)が、機械的動力を得るには粉挽き風車のような風車(ウインドミル)が、揚水や灌漑には揚水風車(風力ポンプ)が、さらに船の推進には帆が用いられている。巨大な風力発電所(ウインドファーム)は、送電線に接続されている何百機もの風車で構成されている。
 最近のEUの調査では、新規に建設された陸上風車は安価な発電源であり、石炭・ガスなどの化石燃料による発電所より安価で、競争力を持っているという。
 洋上風力は陸上より安定で強力であり視覚障害はないが、建設維持コストは陸上風力より高くなる。小型陸上風力発電所は送電網に連系して送電したり、あるいは連系しないで電気を自己消費される。
 化石燃料の代替としての風力は、大量で、再生可能で、広域に分布し、クリーンで、稼働時に温暖化ガスを排出せず、少しの土地を使うだけである。2013年において、デンマークでは風力で3分の1以上の電気を賄い、世界では83か国が風力発電で電気が系統に連系されている。風力発電の設備容量は2014年6月に336GWまで急速に拡大し、世界の電気需要の4%が風力発電であり、なお急激に増加している。




 

日本での導入実績

風力発電総設備容量293万キロワットに 世界全体のわずか0.8%

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、3月末時点の日本の風力発電設備の導入は発電規模を示す出力ベースで293万キロワットだった。設置数は2034基。前年と比べ発電規模で24万キロワット、設置数で113基それぞれ増えた。固定価格買い取り制度開始前の12年3月時点との比較では38万キロワット、168基の増加にとどまる。2000万キロワットの設置がある太陽光発電に比べると導入ペースは遅い。導入と撤去を電力会社に聞き取りまとめた。
 これは世界の風力発電の0.8%とお寒い実績数値だ。


 米国エネルギー省および国際非営利組織「Ren21(21世紀のための自然エネルギー政策ネットワーク)」によると、過去2年間に導入した風力発電の容量が大きかった米国と中国で、同じ期間の太陽光電力容量ではドイツと中国が大きい。一方、途上国を含む比較的小さな5カ国でも、積極的に取り入れている。※1




脚注及び関連項目

  1. 「時代は太陽道を渡る V」 ごくとうごくらく 2015.07.18
  2. エネルギーの比較
  3. エネルギー資源
  4. 日本エネルギー学会
  5. 熱力学・統計力学の年表
  6. 日本小型風力発電協会
  7. 風況を選ばない 高出力インテリジェント風力発電機の実用化研究、金元敏明九州工業大学大学院工学研究院教授ら、2008.09.12




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