生活環境爽香空間車内空気清浄機



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車内用の空気清浄機とは

 車の中の空気は意外に汚れていることをご存知でしょうか。とくに、窓をあまり開けない、車内でたばこを吸う、また、お弁当やお菓子など、何かを食べる→こぼす機会が多いクルマは当然、車内の衛生状態が悪化していきます。花粉症の方々にもつらい空間になってしまいますね。 そこで、考えてみたいのが車内での空気清浄機です。昨年の新型インフルエンザの大流行をきっかけに、家庭用の空気清浄機が爆発的な人気となりましたが、その流れで、ウイルスや花粉を除去する車内用の清浄機も人気が高まっています。
 家庭用以上に、さまざまな種類があります。値段も実に幅広く「空気清浄」の機能があるとうたっている商品においては、安いものでは数百円、高いものでは数万円となります。値段にこれほどの差があれば、効果のほども当然差があります。そこで今回はタイプ別に特徴を考えてみました。

イオン発生タイプ

 シガーソケットにさして使用します。一秒あたり数十万個のマイナスインを発生して空気を浄化、といったものがほとんどですが、実際、マイナスイオンが発生しているのは、その商品の周りだけ。つまり、車内の空気を丸ごとキレイにするといった効果は期待薄とか。加熱式ではないので熱を持たず、ドリンクホルダーにすっぽり収まるデザインで、さらにインテリアとして夜間の照明がキレイといったようなメリットはありますが、ペットのにおいや花粉、たばこの煙までを除去する空気清浄機としての機能は「気休め程度」と考えておくのがよさそうです。水を入れるタイプのものは水漏れによる故障にも注意しましょう。

エアコンに空気清浄機能付きフィルターを装着

 最近のクルマでは、花粉など不快物質を除去する集じん&清浄機能をもったフィルターが新車の時から装着されているケースが多くなってきました。また、特別な機能を持たないエアコンでも、その多くはフィルター交換が可能。つまり、抗菌、脱臭と言った高性能のエアコンフィルターに交換すれば手軽に花粉やホコリを取り除き、ばい菌の繁殖を防ぎ、更に悪臭も取り除くことができるというわけです。
 ただ、フィルターに到達するまでの行程と時間、フィルターのサイズや形状がそれぞれ違うので、簡単に交換可能なクルマもあれば、時間をかけて交換する必要のあるクルマもあります。たとえば、カーメイトの「抗菌エアコンフィルター エアデュース」と言う商品では、車種ごとに「交換難易度」が示されています。
 ちなみに、交換の時期は走行距離や汚れ具合によっても異なりますが、だいたい半年〜1年に一度は行うようにしましょう。フィルターの様子を直接見るのが一番確実ですが、そう簡単にチェックできる場所でもありません。その場合は窓の内側(とくにフロントガラス)の曇り方を見てみましょう。一度キレイに内窓をふいて、1‐2週間程度で曇ってくるようであれば、フィルターもかなり汚れている証拠です。

車載用空気清浄機

ビルトイン&据え置きタイプ

 自動車メーカーの「純正」品としてラインナップされている空気清浄機です。ビルトインタイプがほとんどで、値段はもちろん高めですが、アフターサービスなど、メーカー純正の安心感と空気清浄機としての機能にも安心できます。
 エアコンのフィルターで除去する場合と違って、より広い範囲で、確実に花粉や悪臭を取り除くことができます。
 ちなみに、フィルターのタイプ別では
「脱臭・粉じん」タイプのエアコンフィルター→1μm
「花粉除去」タイプのエアコンフィルター→0.1μm
「空気清浄機用」のフィルター→0.01μm
と言うのが一般的で、自動車メーカーの車載専用空気清浄機はいずれも、0.01μmレベルまで除去が可能となっています。

カップホルダー搭載タイプ

 シャープとサンヨーから発売されている空気清浄機の車載専用モデルです。シャープはプラズマクラスター、サンヨーはウイルスウオッシャー機能で車内の除菌を行います。浮遊ウイルスの作用を抑制や、カビ菌を分解除去する効果は、家庭用の空気清浄機でも実証されていますが、いずれも、カップホルダーに入るサイズ(350ミリリットルペットボトルのサイズ)というのが画期的。電源はシガーソケットから取りますが、家庭用AC電源での使用も可能。持ち運びも簡単で、価格も1万円〜12000円前後とあって、2009年12月の発売以来、大人気となっています。

家庭用小型空気清浄機は車内で使えるか

 最近、カー用品店ではたくさんの種類の「インバーター」が販売されています。これは簡単に言えば、クルマ用の電源を家庭用のコンセントが使えるように「変換」する装置です。安いものでは2000円前後からあり、ひとつあるとパソコンや携帯等の車内充電にとても便利ではあります。これを使えば、家庭用の清浄機も車内で使うことは可能です。しかし、コンパクトサイズとはいっても、家庭用として開発されたものは、車の中のように過酷な環境で使われる前提にはなっていません。60℃近くにもなる真夏の車内や、昼夜の温度差、運転中の振動にも耐える必要があります。たとえば花粉の季節だけ臨時的に、といった使い方なら大丈夫でしょうが、家庭用の清浄機を一年中、車内で使うことは避けた方が賢明です。

空気清浄機を使う前に、一度、車内環境をリセットすると、空気清浄機能は大幅にアップ

 そこでお薦めなのが、カーメイト「エアコン用スチーム&消臭除菌 超強力」なるもの。イメージとしては、バルサンなどの家庭用くんえん殺虫剤でしょうか。作業はとても簡単で、PUSHボタンを押すだけでスチームが広がり、エアコン内部まで強力消臭します。蓄積されたしみついたにおいを、一度リセットしましょう。




関連項目


・空気調和設備 : 機器・方式など
・空気調和工学 : 熱負荷計算、省エネルギー・快適性評価など
・アメリカ暖房冷凍空調学会
・遅効性殺菌剤安定化二酸化塩素「オスロン




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