507 特許特許研究室スパラガス栽培技術



特集|アスパラガス栽培技術



Potage Creme D'asperges Vertes (Cream of Fresh Green Asparagus Soup)


 トマト、芋等農作物は畑土に元肥と称される肥料を施し耕した後畝を立て植えて本体を育てながら 実を収穫するが実が成る頃には元肥は使い切られ薄くなり無くなってしまう為追肥と称される肥料を畝上面に数回に分けて施し収穫へと導かれるのであるが、(1)アスパラガス等宿根野菜は最初植え付けの時は培地に元肥を施用出来るけれど、(2)以後は畝面上から肥料をまくだけの追肥の型での施肥法で育てて行く事となるが、(3)アスパラガスは畝に植えると年々成長し株を大きくし根量を増して行くけれど、それに伴い周囲の培地を圧迫し、培地は相対的に締まっていき硬く成って行く為、(4)畝上に施す追肥の浸透性もだんだん悪くなり畝畑面から地面へと伝って流出し失われる割合が増していくのが従来例の栽培方法であった。
 アスパラガス等、宿根野菜を植える際には、高さ60cm位の囲い枠1を設け、その枠内に囲い枠1上端面より15cm低い、根株保持円柱3を設置する。次に稲わら、もみがら等、腐食性有機物を多く含んだ培地5を前記円柱3面と同高さ分、囲い枠1内に投込みする。次にアスパラガスの根株4を根株保持円柱3上面にバランスよく乗せる。次に培地5を囲い枠1上端面まで満たす事で根株保持円柱3上の根株4を植え込むことでこの問題解決する(特開2011-087564)。




 植物の栽培では、赤い光、青い光に対する研究は不十分である。例えば、特開2002-247919号公報では、一年を通じての赤色や青色の光が植物の生育に及ぼす影響について調べているが、一日の曇りや雨の影響については触れられておらず、その時の赤色や青色の光の影響は何ら考慮されていない。また、梅雨や秋雨時の赤や青い光の変化や、その変化が植物の生長に及ぼす影響については何ら触れていない。また、特開2002-272272号公報では、赤い光や青い光が植物の光合成に関係することや花芽の生育に影響することについては触れられているが、青い光が植物の茎や根の生長については何ら記載されていない。また、工場におけるレタス栽培が始められているが、一日中赤色LEDによる照明のみである。昼間の太陽光は全く利用されていないため、エネルギーの利用効率が悪い。
 しかしながら、上記特許文献1,2の植物の栽培方法では、赤い光、青い光に対する研究と出願は不十分であるといえる。例えば、特開2002-247919号公報では、一年を通じての赤色や青色の光が植物の生育に及ぼす影響について調べているが、一日の曇りや雨の影響については触れられておらず、その時の赤色や青色の光の影響は何ら考慮されていない。また、梅雨や秋雨時の赤や青い光の変化や、その変化が植物の生長に及ぼす影響については何ら触れていない。
 また、特開2002-272272号公報では、赤い光や青い光が植物の光合成に関係することや花芽の生育に影響することについては触れられているが、青い光が植物の茎や根の生長については何ら記載されていない。また、工場におけるレタス栽培が始められているが、一日中赤色LEDによる照明のみである。昼間の太陽光は全く利用されていないため、エネルギーの利用効率が悪い。
 この問題を赤、青、黄色の光の要素に注目し、効率の良い日照不足の改善や日照時間の延長、及び、茎や根の生長を促す植物の栽培方法で、つまり、植物8に照射する補助光源3、4と植物8の上方に設けられ太陽を取り入れる太陽光の取り入れ窓1とで構成され、補助光源3、4はは多数個の赤色LED3と青色LED4であり、天気が晴れの時は太陽光を植物に当て、曇りの時は赤色LED3を照射し、雨の時は赤色LED3と青色LED4を照射することで、曇りや雨の日の日照不足を効率よく補い、朝夕の時間帯や夜間で効率の良い照明を提供する事が出来るため、消費電力を低減し、植物の栽培コストを低く抑える事が出来る。根菜類の野菜や茎を主とする野菜、及び、鉢花や観葉植物などの栽培をする時に茎や根の生長を促す照明を提供している。

【図1】一日の時刻における赤、青、黄色の相対光強度を示すグラフ
【図10】カイワレダイコンの発芽と生長過程において、自然光、赤、青、黄色の光をそれぞれ当てたもの、暗室に入れて育てたものについて、茎と根の長さと重さを比較結果表




 アスパラガスの栽培は、一般的には畑栽培によって行われている。この畑栽培の場合、ハウス内等でセルトレー又はポットに播種し育苗された苗を畑に定植し、ケアをして育成し、収穫している。アスパラガスを畑に定植してから収穫するまでには、最低でも2年以上、平均でも2.5年経たないと収穫できない上に、その収穫期が国内産の場合には、群馬県産が年初から出始め、その後長野、福島、北海道と秋ごろまで続くが、出荷のピークは5〜6月頃に集中してしまう。そのため、秋口から冬、さらに春先にかけて、その供給は外国からの輸入に頼っている状況である。
 このように、アスパラガスは収穫までの期間が長く、また収穫期が集中するために、長い育成期間における施肥、除草あるいは潅水等に手間がかかり、しかも病虫害対策が重要でその維持費用がかかるが、収穫期が集中するため、かけた労力に比べ収益が上がらない。さらに、アスパラガスは、通常収穫から2〜3時間であれば生食できるといわれているが、その生産地と消費地が離れていて一般消費者に届くまでに日数がかかるため生食できない。
 そこで、最近ではハウス栽培により収穫期をずらす試みも行われてきている。畑で育成したアスパラガスの自然環境下での休眠期である12月中旬から3月上旬頃までの根株を、ハウスに移植して、所定の温度、環境で育成し収穫する方法である。この方法によれば、畑での栽培方法に比べて収穫期をずらすことができる利点がある。 しかしながら、畑で育成したアスパラガスの根株をハウスに移植して、育成、収穫する方法であるため、根株の育成にはやはり2〜3年を要するので、従来とかける手間、費用は変わらず、労力、維持費等の割には収益が上がらない。
 そこで、最近ではハウス栽培により収穫期をずらす試みも行われてきている。畑で育成したアスパラガスの自然環境下での休眠期である12月中旬から3月上旬頃までの根株を、ハウスに移植して、所定の温度、環境で育成し収穫する方法である。この方法によれば、畑での栽培方法に比べて収穫期をずらすことができる利点がある。 しかしながら、畑で育成したアスパラガスの根株をハウスに移植して、育成、収穫する方法であるため、根株の育成にはやはり2〜3年を要するので、従来とかける手間、費用は変わらず、労力、維持費等の割には収益が上がらない。
 このような状況から、発明者等はこれら従来の栽培技術における課題を解消し、播種から収穫までの時間を短縮し、手軽に生産できないか、また、生食できるように消費地に近い場所で促成栽培できないか、を長年研究してきた。

図1本発明にかかるアスパラガスの栽培方法の概要を説明する概略説明図

 アスパラガス自身が保有している特性である、所定のストレスを与えれば子孫を残そうとするという植物の性質を利用すれば、通常の畑栽培に比較して極めて短期に、四季を通じていつでもアスパラガスを育成して収穫できることを発見し、四季を問わず通年、いつでも可能なアスパラガスの促成栽培方法と短縮された栽培期間により、効率的にアスパラガスを栽培し収穫する方法と季節を選ばず所要の時期にアスパラガスを供給できる栽培方法に使用される根株を提供するもの。

 このアスパラガスの栽培方法は、(1)播種し育苗を終えたアスパラガスの苗を、培地に設けた透水性不織布のシートで囲んだ溝内の培養土に定植して生育させ、発育した根株をシートごと堀上げて保冷し休眠状態においた後、保冷した根株を萌芽させて収穫する。(2)播種と育苗がセルトレー又はポットで行われる。(3)透水性不織布のシートの透水係数が0.01〜1.0cc/cm2である。(4)水性不織布のシートで囲む溝の大きさは開口幅10〜20cm、深さ約15cm、長さ50〜130cmである。(5)苗が、培養土とともに前記透水性不織布のシートにくるまれる。(6)発育した根株を、シートに包んだまま培土から剥ぎ取ることにより、シートを突き抜けた根を切断する。(7)保冷の温度は2〜4℃、期間は少なくとも10日以上である。(8)保冷した根株による萌芽を棚栽培で行う。(9)保冷した根株による萌芽を畑地で行う。(10)根株を培養土とともに透水性不織布のシートに包んで保冷し休眠状態においてなる。(11)強制的に冬芽を休眠状態においてなる。

図3育成の仕方に関する説明図

 この新規考案は、四季を問わず通年いつでも収穫可能なアスパラガスの促成栽培方法を提供することができる。また、播種から収穫までの時間を短縮することができ、アスパラガスの栽培方法において、播種と育苗がセルトレー又はポットで行われるので管理が容易でかつ定植を容易に行うことができる。透水性不織布のシートの透水係数が0.01〜1.0cc/cmであると発根を妨げないで、かつ根毛の切断が適度に行われる。透水性不織布のシートの溝の大きさが開口幅10〜20cm、深さ約15cm、長さ50〜130cmであると、アスパラガスの生育を妨げないで掘り出しや保冷処理に適したサイズである。定植された苗が培養土とともに前記透水性不織布のシートにくるまれることにより、発育した根株の取り扱いが容易になり後の処理が容易になる。透水性不織布のシートにくるまれた根株を、そのシートのまま培土から剥ぎ取ることにより、シートを突き抜けた根が切断され、根株に適度のストレスをあたえることになり、萌芽の準備をさせることができる。保冷の温度が2〜4℃、期間は少なくとも10日以上であると、自然栽培の休眠期に変わる作用を与えることができる。そして保冷期間を調整することによって萌芽の時期を選ぶことができるので、出荷調整が可能になる。保冷した根株による萌芽を棚栽培で行うので、施肥、除草、潅水などの管理が容易であり、害虫、病気対策も容易にできる。また、収穫も集約的に行うことができるので維持費用、手間等を節減できる。自然条件が適する場合には、前記保冷した根株による萌芽を培地で行うことにより、人工的な保温等の必要もなく安価に経済的な栽培を行うことができる。根株を培養土とともに透水性不織布のシートに包んで保冷し休眠状態におくことによりこの根株は商品として販売できる。根株を培養土とともに透水性不織布のシートに包んで保冷し強制的に冬芽を休眠状態におくようにしたものであり、この場合、根株は包装されているので、栽培作業を迅速、的確かつ効率的に行うことができるという特徴をもつ。

   


うつのみやのアスパラガス


関連項目及び特許







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